膀胱癌に使うBCGの副作用

 膀胱癌の膀胱内注入療法においてBCG薬物は効果を期待できます。

BCGを用いるのは上皮性膀胱癌と表在性膀胱癌ですが、手元にある資料では上皮性膀胱癌の9割はこれで治ると言われています。

さて、心配になるのが膀胱癌の治療にあたりBCGに副作用はあるのか?ということでしょう。

結論から言えば、BCG薬物に深刻な副作用はありません。


 もともとBCGというのは結核に用いられたワクチンです。

現在でも赤ちゃんの予防接種に用いられており、その安全性の高さを理解できると思います。

膀胱癌の治療においてはBCGを弱毒化します。

このことにより健康な細胞に害を及ぼさず、悪性腫瘍を攻撃することが出来るのです。

実際の治療ではカテーカルという柔らかい管を使って膀胱内にBCGを注入します。

手術はそれほど長いものではなく、翌日から食事も歩行も十分に可能です。


 BCGの副作用ですが、軽い膀胱炎や尿道炎を引き起こすことがありますが、1〜2日程度でおさまることがほとんどです。

抗癌剤を用いた化学療法はやはり深刻な副作用がありますが、それと比較するとBCGの副作用はそれほどのものではないと言えるでしょう。


 条件にもよりますが、膀胱癌の治療にBCGを用いられない場合があります。

患者様が白血病やエイズなどで体力を考慮しなくてはならない場合、ステロイド剤などを大量投与している方などはBCGを使用できないケースがあります。

ですから、現在服用しているお薬や健康状態については漏らすことなく医師に申告するようにしましょう。


 BCGにはそれほど深刻な副作用はありません。

BCGを用いる場合は、安心して膀胱癌の治療に当たりましょう。

 

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